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('A`)独男のキャンプのようです

1:名無しさん:2023/10/05(木) 21:05:39 ID:B/UUZuzY0

8月某日

 

ピピッピピッピピッ

 

ピッ......

 

(-A`)「んぁ......朝?」

 

('A`)「ねむ......ん?って、あれ?目覚まし?」

 

(;'A`)「......っ、あー」

 

(;'A`)(まずった、仕事休み取ったのに目覚まし切り忘れてたな)

 

('A`)∂ポリポリ

 

('A`)「......」

 

('A`)「この連休はゆっくり寝るつもりだったんだがなぁ」ハァ

 

('A`)「しかし、何で一度目を覚ますと勿体無く感じてしまうのだろうか」

 

('A`)(......うーむ、こうしてゴロゴロするのもいいんだが)

 

('A`)「あー、外はいい天気っぽいなぁ」

 

('A`)「......」

 

('A`)「そういや週末の天気は?」ポチポチ

 

('A`)「はぁー、明日までいい天気なのか」

 

('A`)「......」

 

('A`)「......あ、そうだ」

 

('A`)「キャンプ、行くかぁ」

 

 

2:名無しさん:2023/10/05(木) 21:06:11 ID:B/UUZuzY0

('A`)(......さて、思い付きでキャンプに行くことにしたわけだが)

 

('A`)(勿論キャンプ場の予約なんかしてないし、その準備もまあしてない......が)

 

('A`)「ソロのキャンプなんてその場のノリで行くぐらいの感覚が一番なのだ」ウムウム

 

('A`)(キャンプは自由を楽しむもの、つまり変にガチガチにやることを固めて考えてしまうのは何か違う、と俺は思う)

 

('A`)(天気のこともあるし、予約せずにそのときの気分でふらっと行けるくらいの気軽さが調度良いだろう)

 

('A`)(......まぁ、キャンプブームとやらで人がめっちゃ増えてふらっと行きにくくなったのは内緒だ)

 

 

3:名無しさん:2023/10/05(木) 21:06:58 ID:B/UUZuzY0

('A`)「そしてこんな風に突然キャンプに行きたくなった時のため、車にはテントやらのキャンプ道具一式が積んである」

 

('A`)「さすがどっくん、用意周到!」エッヘン

 

('A`)「しかしこういうときに、車はあると便利だよなぁ」

 

('A`)「高い金を払う価値があるってもんだ」

 

('A`)(......まぁ俺の車はやっすい中古車なわけだが)

 

('A`)「ま、キャンプ行くには逆に傷付いても問題ないってことで向いているし気にしない気にしない」

 

('A`)「それで、あとはタオルやら細かいものをバッグに詰めたら......」

 

('A`)「ほい準備万端」

 

('A`)(キャンプの準備は大変そうとか思われるかもしれんが)

 

('A`)(結局、遊びなのだから変に気を張らずに考えれば普通の旅行と変わらず、何事も案外簡単なのだ)

 

 

4:名無しさん:2023/10/05(木) 21:08:06 ID:B/UUZuzY0

( 'A`)「......あー」チラッ

 

('A`)(しかしゆっくり準備しすぎた。そろそろ昼前か)

 

('A`)「まっ、このくらいのんびりって方が休日を楽しめるってもんか」

 

('A`)「さて、今日の気分は......」

 

('A`)「......」

 

('A`)「うん、川だな」

 

('A`)(行き先も出掛ける前の今決めるってのも、何か変な感じだが......そのときの気分で行けるのも、やっぱり魅力だと思う)

 

('A`)「となるとあそこだな。目指すは茨城県!ちょっと遠いが頼むぜ、相棒。そしてナビ君、俺を導いてくれ!君だけが頼りなんだ!!」ピッピッ

 

ポーン、案内を開始します

 

ブロロロ・・・

 

 

5:名無しさん:2023/10/05(木) 21:09:15 ID:B/UUZuzY0

.........

......

...

 

('A`)「~♪」

 

('A`)(俺は車の違いなんて分からないし、オートマ限定免許しかもってないから車の楽しさというものがどういう物か分からないが......)

 

('A`)「こういう天気のいい日に、田舎の景色を見ながら車を走らせるのはいいもんだよなぁ」

 

('A`)「っと?」

 

('A`)(あれ?ここ常磐道だよな?今標識120km制限だった?)

 

('A`)「はぇ~、ここら辺そんなに飛ばせるのか」

 

('A`)(走る楽しさは分からんが......)

 

('A`)「速度を出せるのは、良いもんだ。ストレスフリーだし、目的地まで早くつける」

 

('A`)(......適当に流してたイニDの音楽も、合ってるんじゃないか?)

 

('A`)「いや、むしろ合いすぎて危ないかもな」フッ

 

 

6:名無しさん:2023/10/05(木) 21:09:52 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......」

 

('A`)「あー......こういう時間もいいもんだな」

 

('A`)(特に名所ってわけではないが、広がる田んぼや遠くの山をぼんやり眺めるってのも、嫌いじゃない)

 

('A`)「......いやむしろ好きかもな」

 

('A`)(特に記憶に残るようなものでもない、何でもない景色だけどこんな旅行には一番嬉しいものなのだ)

 

ブロロロ・・・

 

 

7:名無しさん:2023/10/05(木) 21:10:46 ID:B/UUZuzY0

ポーン

 

『まもなく、直進です』

 

('A`)「ん?えっ、直進?」

 

('A`三'A`)キョロキョロ

 

('A`)「えっと、このインターチェンジで降りて、確かこっちの道だよな?」

 

('A`)「......あ、この道が載ってないのか」

 

('A`)(って、前来たときもこんな感じだったな)

 

('A`)「カーナビ君......どうして君は古いデータしか持ってないんだい?向上心が足りないんじゃないか?」

 

('A`)(スマホナビ用にスタンドを買った方がいいのかなぁ......まぁいつも今度と考えて結局買わずに今日に至るわけなんだが)

 

('A`)「ま、たどり着ければいいんだ。時間はあるしな」

 

('A`)(時間を使えるというのは、最高の贅沢なんじゃい)

 

('A`)「まぁ腹減ったし、早く着きたいから急ぐけどね」

 

 

8:名無しさん:2023/10/05(木) 21:12:06 ID:B/UUZuzY0

ブロロロ・・・

 

('A`)「んで、やって来ました道の駅常陸大宮、かわプラザ!」

 

('A`)「はぁー、意外と人いるなぁ。車がたくさんや。それに子供が......あ、そうか」

 

('A`)(まだ8月で子供は夏休みか。そうか、それでかぁ)

 

('A`)「ここ川沿いでバーベキューも出来るしで人気なんだろうな」

 

('A`)(だが俺の目的地はここではないのだ。ここに寄った目的は......)

 

('A`)「お、あったあった」

 

('A`)「薪が500円か。まあ普通の値段、って、お?こっちは350円?安いのがあるのはありがたい」

 

('A`)(通り道に薪が買える場所があるのも今回行く場所の魅力だ。脳死で向かうだけで準備が出来ちまうんだからな)

 

 

9:名無しさん:2023/10/05(木) 21:13:11 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んでついでに昼御飯用になにかいいもんはっと......」

 

('A`)「やっぱり道の駅は野菜類が豊富だな......んー、モロコシかぁ。まあありっちゃありだが、今日はその気分ではない」

 

('A`)「もっと、こう、ガツンと来るなにかが欲しいんだが......ん?」ウロウロ

 

('A`)「肉コーナーあるのか......って、おっ、ベーコンあるやん!」

 

('A`)(薄切りなんかじゃあない、ずしんと大きな肉の塊、ベーコン!持つと感じるその重さが、もうその旨さを語ってるかのようではないかっ!)

 

(;'A`)「値段は......おぉう。まぁ、うん」

 

('A`)「普段なら絶対買わんようなお値段だが......」

 

('A`)(欲望を解放せずして何がキャンプか!)

 

('A`)(買い物かごにインッ!)

 

('A`)グゥゥ

 

('A`)「ククク、胃袋さんも同意してくれてるようだな」

 

 

10:名無しさん:2023/10/05(木) 21:13:58 ID:B/UUZuzY0

('A`)「他にもソーセージやら色々あるんだなぁ。ハーブのやつとかもあるし。ここ、野菜とかがメインでこういうのあまりないと思ってたが、今度はこれらを買うのもいいかも......ん?」

 

('A`)そ「おぉっ!?焼き肉セット!?ここの道の駅、こんなもんまであんの!?」

 

('A`)「はぇー、恐れ入った。地元の肉を使った色んな部位の詰め合わせ、か」

 

('A`)(夕飯用のものは途中のスーパー寄って買って適当に何か作るつもりだったが......)

 

(*'A`)(地元の肉、というワードにときめいてしまった!ろくに考えてもない予定なんて糞くらえじゃい!!)

 

('A`)「うむ、夕飯は君に決めた!」ガシッ

 

('A`)(......値段は、気にしないっ!)

 

 

11:名無しさん:2023/10/05(木) 21:14:59 ID:B/UUZuzY0

('A`)「さてさて、家から持ってきてた保冷バッグにお肉ちゃん達を詰め込んで」

 

('A`)「薪も車にっと」ドスンッ

 

(;'A`)「ふぃー、夏ってのもあるけどやっぱり薪運ぶと汗かくなぁ」

 

(;'A`)「あっつ......あー、酒飲みてぇ」

 

(;'A`)(普段酒は呑まないが......こういうときは呑みたくなるんだよなぁ。それも、キンッキンのビールがっ!)

 

(;'A`)ジュルリ

 

(;'A`)(うん......さっさと目的地に向かおう)

 

 

12:名無しさん:2023/10/05(木) 21:15:32 ID:B/UUZuzY0

ブロロロ・・・

 

('A`)「......」

 

ポーン

 

『まもなく右です』

 

('A`)「おっ、あのコンビニが見えたってことは......」

 

('A`)「ここを曲がれば」

 

('A`)「......ほい来た!目的地、清流公園!」

 

('A`)(河川敷への乗り入れオーケーなのがなんとも嬉しい無料のキャンプ場、というより野営地になるのかな?)

 

('A`)「どっちでもいいが予約も要らず無料というのは貧乏キャンパーにはありがたい限りや」ナムナム

 

('A`)(※なおここまでの高速代とガソリン代は考慮しないものとする)

 

 

13:名無しさん:2023/10/05(木) 21:16:23 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んで、今日の人の入りは......ほかに二組だけか?はー......結構前に来たときはかなり人がいたがやっぱりキャンプブームも落ち着いたのかね?」 

 

('A`)「まあ平日ってのもあるんだろうが、ありがたいありがたい」

 

('A`)「昼過ぎについても場所が選びたい放題!最高!まぁ、一番いい場所はとられてるわけだが......それでも気が向いた時に来て入れるだけでも俺みたいな適当キャンパーには十分すぎる」

 

('A`)「とりあえず、他のグループから離れた場所に停めてっと」

 

('A`)「......うむ、ここにしよう」

 

('A`)「川も見えるし、草のお陰で他のグループも視界に入りづらい」

 

('A`)「完全に一人の世界や......」

 

 

14:名無しさん:2023/10/05(木) 21:16:57 ID:B/UUZuzY0

ザアアァァァ・・・

 

('A`)(聞こえるのは川の流れる音だけ......)

 

('A`)(そして青い空に、対岸の森の緑、そして目の前を流れる川)

 

('A`)(取り立てて何かがあるわけでもないし、名物になるような光景じゃない)

 

('A`)(でも、どこか落ち着く自然な風景が、何とも心を癒してくれる)

 

('A`)「......あー、自由だ」

 

('A`)「......」

 

('A`)「......」

 

(;'A`)「......あっつ」

 

 

15:名無しさん:2023/10/05(木) 21:18:23 ID:B/UUZuzY0

(;'A`)「いかん、ここ木陰がないからボーッと立ってたら死ぬな」

 

(;'A`)「さっさとテント、建てちまうか」

 

('A`)「んで、テントなんだが」

 

('A`)「まぁこれまた、案外簡単なのよね」

 

('A`)「初めは説明書を見て覚えようとしたが......」

 

('A`)「とりあえず棒をクロスさせて、フックやらで止めて」

 

('A`)「はしっこのところに引っかけ、ドーム型にしたら」

 

('A`)「ペグ打って、カバーかけたら」

 

('A`)「ほい完了っと」

 

('A`)「はー、もう慣れたもんだな。適当にやってもあっという間にかんりょ......」

 

('A`)「ん?あれ?入り口はどこいった?」

 

(;'A`)「......あ、やべっ。これ前後逆にカバー付けてるわ」

 

(;'A`)「はっず......ソロでよかった」

 

 

16:名無しさん:2023/10/05(木) 21:18:55 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んで、待ちに待った昼御飯!」

 

('A`)「......の前に!」

 

('A`)「コンビニで足りないもん買ってこないとだな」カイワスレテタ

 

('A`)(歩いて行ける距離にコンビニあるの、助かる助かる)

 

('A`)「買うのは、水にお昼と朝食用にパンとチーズと......卵も買っちゃうか」

 

('A`)「そして大事なのは銀のこいつ!キンッキンに冷えたおビール様!」

 

('A`)「発泡酒じゃないぞ!ちゃんとビールやっ!」

 

('A`)「今日は......黒ラベルにしましょうか」

 

('A`)「焼き肉、ビール......」ジュルッ

 

('A`)「おっと、危ない」

 

('A`)(それは夕飯。まずは昼が先だな)

 

 

17:名無しさん:2023/10/05(木) 21:19:47 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んで、昼御飯な訳だが......使うのは勿論この子!ベーコン君!」

 

('A`)「こいつを薄切り......いやっ!」

 

('A`)「この顔、厚切りにしろって顔をしてやがる!」

 

('A`)「ならば望み通り、贅沢にごろっとカット!!」

 

('A`)「そしてこいつを炙る!」

 

ジュワアアアァァ

 

(*'A`)「おっひょ、すげぇ油。そしてこの音と匂いよ!」

 

('A`)「うーむ、マーベラス......」

 

 

18:名無しさん:2023/10/05(木) 21:20:51 ID:B/UUZuzY0

('A`)「さて、いい感じに焼けてきたらそのままかぶりつきたい所だが、ちょっと我慢」

 

('A`)「ここで出てくるのはホットサンドメーカー!」

 

('A`)「こいつにパンにチーズと共にセット!!」

 

('A`)「そして焼く!!」

 

('A`)「完成っ!贅沢ホットサンド!」

 

('A`)「さてさて、お味は如何かな?」パクッ

 

(*'A`)「......むおっ!?」

 

(*'A`)「こんがりサクサクのパンの中にごろっとジューシーなベーコン!厚切り正解、すごい存在感!」

 

(*'A`)「特に味付けしてないがその分、ベーコンの旨みがガツンと来るな。そしてそれをとろっとチーズがまとめあげる!」

 

(*'A`)「不味いわけがないんだよなぁ、これが!!」バクバク

 

 

19:名無しさん:2023/10/05(木) 21:21:44 ID:B/UUZuzY0

(*'A`)「そしてここで決めますは食後のコーヒー!」

 

('A`)ズズー

 

(*'A`)「ほはぁ......」

 

ザアアァァァ・・・

 

(*'A`)「......あぁ、いいなぁ」

 

(*'A`)(川の音、澄んだ青空の下、対岸に広がる緑の森に瞳が癒されながらのご飯)

 

(*'A`)(目も耳も口もそして胃袋も幸せ一杯)

 

(*'A`)(適当料理でも、ここなら最高の料理に出来ちまうんだよなぁ)

 

('A`)「しかし不思議だよなぁ。ホットサンドってただパンで挟んで焼いてるだけなのに上手さが倍増している気がする」モシャモシャ

 

(*'A`)「特にこの挟んで圧着してる部分。カリカリなのが何とも口の中で嬉し楽しく美味しいんだよなぁ」

 

(*'A`)「んでここにまたコーヒーを......」ズゾゾ

 

(*'A`)「あぁうま幸せ......」

 

(*'A`)「......」

 

(;*'A`)「......」ジワァ

 

(;*'A`)「......いや、やっぱ暑いな」

 

 

20:名無しさん:2023/10/05(木) 21:22:31 ID:B/UUZuzY0

(;'A`)「バーナーの火にホットコーヒー、そしてこの暑さで汗が限界やこれ」

 

(;'A`)「......うーん、ゆっくり自然を眺めるつもりだったが」

 

(;'A`)「作戦変更して、早めに風呂行くかぁ」

 

(;'A`)「うし、そうと決まればまた頼むぜ相棒」

 

ブロロロ・・・

 

 

21:名無しさん:2023/10/05(木) 21:23:28 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んで来ますは近場のお風呂、金砂の湯」

 

('A`)「汲み上げた天然水を使ったお風呂で正確には温泉ではないらしいが......」

 

('A`)「近いし、何より人が少ない!」

 

('A`)「露天風呂は狭いが、周辺の山を眺められてゆったり出来るのがなんとも嬉しいところ」

 

('A`)(ハンドタオルも貰えるのもありがたいや。キャンプでタオルはなんぼあってもありがたいからね)チャリーン

 

 

22:名無しさん:2023/10/05(木) 21:24:01 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......では失礼して」ザパー

 

カポーン・・・

 

(*'A`)「ふひぃ~」

 

(*'A`)(なんだかんだテント建てたりで動いてかなり汗をかいていたから、それを流すだけでとてつもない解放感よ)

 

(*'A`)「~♪」

 

(*'A`)(そして思えば今日は平日。それをこんな気ままに過ごせているというのは、なんとも贅沢ではないか)

 

(*'A`)(なにも考える必要なく、湯に浸かり、そして緑を眺める......)

 

(*'A`)(湯で体を癒し、緑で目を癒やす。心地の良い時間)

 

(*'A`)「うむ、人生にはこういう時間が必要なのだ」ウィー

 

 

23:名無しさん:2023/10/05(木) 21:25:00 ID:B/UUZuzY0

('A`)「あー、さっぱりした」

 

('A`)「うむ、風呂でゆっくりしたおかげで大分いい時間になってきたな」

 

('A`)「さて、テントまで帰ってきたわけだが......夜に向けて薪集めるか」

 

('A`)(買った薪をしばいて細い薪を作ってもいいが、せっかく周りに自然があるんだ。これを活用しない手はない)

 

('A`)「それに案外こんなのが、楽しいのよな」イソイソ

 

('A`)「草木をかき分け、どんどん行こうってな」ガサガサ

 

('A`)「うーむ、さすがにいい天気だっただけある。どの枝もいい具合にからっからだ。いい音で折れる」パキッ

 

('A`)「おっ、枯れ草も沢山に......あ、これすすきの穂か?」

 

('A`)「こいつはいい。いい火口になりそうだ」

 

('A`)「うむうむ、大量大量。これだけあれば立派な焚き火となるだろ」

 

 

24:名無しさん:2023/10/05(木) 21:26:06 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んじゃ、早速火入れといきますか」

 

('A`)「ちゃんと焚き火シートに焚き火台準備しってと」ジカビハダメヨ

 

('A`)「ここで取り出しますはチャッカマン、ではなく」

 

('A`)「メタルマッチ~」

 

('A`)「せっかくの非日常なんだ。こういうのもじっくり楽しんでやりたい俺に何ともぴったりな一品だ」

 

('A`)「しかしこれも100均で買えるって話だしスゲー時代だわなぁ。

 

キャンプブームってすげーわ」オレノハチガウケド

 

 

25:名無しさん:2023/10/05(木) 21:27:05 ID:B/UUZuzY0

('A`)「さて、火をつけるために拾ったすすきの穂や枯れ草を解して入れて、その上に細い枝を置けるようにスタンバイ」

 

('A`)「準備が終わったらメタルマッチをゆっくり擦ってマグネシウムの粉をばらまく」

 

('A`)「焦っちゃダメだ。ここで無理に火を付けにいってもなかなか着かない」

 

('A`)「そう、ここは一旦冷静にいくところなのだ」

 

('A`)「そして耐えに耐えたここでようやく」

 

('A`)「せいやっ!」シュッ

 

パチパチパチ......スン

 

('A`)「......」

 

 

26:名無しさん:2023/10/05(木) 21:27:50 ID:B/UUZuzY0

('A`)「ま、まぁ?一発で着くなんて思ってなかったし?」

 

('A`)「何回かやれば」シュッシュッ

 

('A`)「結構、すぐに......」シュッシュッ

 

('A`)「ついて......」シュッシュッ

 

('A`)「......」

 

 

 

 

シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ

 

 

27:名無しさん:2023/10/05(木) 21:28:50 ID:B/UUZuzY0

パチパチパチッ!

 

(#'A`)「ぜぇ......ぜぇ......」

 

('A`)「や、やっと着いた。まあ着いたならヨシッ!」

 

(;'A`)「しかし風呂入ったのに一汗かいちまったが......まぁそれはそれ」

 

('A`)「こうして苦労して着けた焚き火というのはなんか、こう、愛着がわいてくる」

 

('A`)「こうして火を眺めるためにキャンプに来ているといっても過言ではない俺だが、メタルマッチで着けたらなおさら良いものに感じるのだ」フシギダナァ

 

('A`)「......」

 

('A`)「......」

 

('A`)「......っと、見とれてないでちゃんと消えないように太い薪に移して、火を安定させないとなぁ」ゴソゴソ

 

 

28:名無しさん:2023/10/05(木) 21:29:52 ID:B/UUZuzY0

パチッ・・・パチッ・・・

 

('A`)「うーん、いい火の音だ」

 

('A`)(なんで火を眺めていると癒されるのだろうか。動物は恐れるとかなんやら聞くのに本当に不思議なもんだ)

 

('A`)「あー、大分日も暮れてきたなぁ」

 

('A`)「気持ちのいい気温だ、さっきまでの暑さが嘘みたいだな」

 

('A`)「うん、そろそろいい時間だな。飯に向けて網のせとくか」ゴソゴソ

 

('A`)「っと、網を温めている間に......米の準備するか」

 

('A`)「えーと、メスティンは......っと、あったあった」

 

('A`)「これ100均のだけど、普通に使えるの驚きだよなぁ。まぁ100円じゃなかったけど」サギダヨコレ

 

('A`)「ここに米入れて、水を注ぐ。無洗米はこういうところでも便利なのだ」

 

('A`)「そして軽くかき混ぜ、このまま水吸わせる、と」

 

('A`)「普段は絶対やらん工程だよなぁこれ」マンドクセ

 

('A`)「でもキャンプとなると、不思議と普通にやる気になるんだよな」

 

('A`)「キャンプの七不思議の一つだな、これは。他の六つが思い付かんが」ウーム

 

 

29:名無しさん:2023/10/05(木) 21:30:41 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......うん、そろそろいいかな?」

 

('A`)「メスティンをバーナーで火にかけてっと」

 

(*'A`)「んで炊いている間に......肉っ!!」

 

(*'A`)「網もいい感じになっているし、もういいやろっ!!食べつつ炊飯やっ!」ハラヘッタ

 

('A`)「うーむ、勢いで買ったがこの焼き肉セット、本当にいろんな部位が入ってていいなこれ」

 

('A`)「赤と白のちょうどいい具合のグラデーションがふつくしい......脂身ばっかのお肉だけだと流石におっさんにはキツいからね」

 

 

30:名無しさん:2023/10/05(木) 21:31:50 ID:B/UUZuzY0

('A`)「とはいえどれがどれとか詳しくないから分からんが......とりあえずこのサシ少な目の赤身を網にオンッ!!」

 

ジュアアァァ 

 

(*'A`)「おっほ!!この音!この音よなぁ!!」

 

(*'A`)「焚き火で炙る肉、これだけでもう優勝よなぁ」

 

('A`)「キャンプ飯やらなんやらあるけど、何だかんだ焚き火で炙る肉が最強なのよね」ラクダシ

 

(*'A`)「......さてさて、そろそろいいかな?最初は塩コショウでっと」

 

(*'A`)「では、いただきますっ」ハムハム

 

(*'A`)「......うん、うんうんうんっ、これよこれっ」

 

(*'A`)(何がこれなのか、言葉に出来ないが伝わってほしいこれ感よ!)

 

 

31:名無しさん:2023/10/05(木) 21:32:23 ID:B/UUZuzY0

(*'A`)「そしてここに、待ちに待った、お待ちかねのビールを流し込むっ」プシュッ

 

(*'A`)ングッングッングッ

 

(*'A`)「くぁーっ!!さいっこうだっ!」

 

(*'A`)(間違いない。今、俺が飲んでいるこのビールこそ、世界で一番旨い!)

 

(*'A`)(薪を集めたり、焚き火に当てられて乾いていた身体に、流し込まれるこの冷えたビールっ!たまらんっ!)

 

(*'A`)(さらに肉の脂を口からすっきりリセット。ベストマッチ、こいつらもう最強のタッグだろ......)

 

 

32:名無しさん:2023/10/05(木) 21:33:07 ID:B/UUZuzY0

('A`)「それに肉も焚き火のおかげか、そもそも肉が良いのか分からないが、とにかく旨いっ!」

 

(*'A`)「これは、止まらんっ」

 

(*'A`)「肉っ!酒っ!そして肉っ!」

 

(*'A`)(やはり肉がいろんな種類があるのが何とも嬉しい。同じ肉だが、ちゃんと味わいが違う。口の中が、色んな幸せでいっぱいだ)

 

ジュアアァァ

 

(*'A`)(目の前の自然なんて今、感じている余裕はないっ!肉っ、この火に炙られる肉しか視界に入らんっ!)

 

(*'A`)「......そして、ビールよっ!」

 

(*'A`)ングッングッングッ

 

(*'A`)「ぷっ......はぁー」

 

(*'A`)「間違いない、幸せだぁ」

 

 

33:名無しさん:2023/10/05(木) 21:33:56 ID:B/UUZuzY0

(*'A`)「肉も酒も旨いし......焚き火もいいよなぁやっぱり」

 

(*'A`)「肉の匂いも最高だし、なんか煎餅みたいないい匂いも悪く......」

 

('A`)「......ん?煎餅みたいな匂い?」

 

(;'A`)「あやっべ!」

 

(;'A`)「米忘れてた......大丈夫かな?これ」

 

('A`)「一応ひっくり返して、10分くらい蒸らしてと......」

 

(;'A`)「あちゃー、やりすぎたかなぁこれ。とはいえもうやっちゃったのもは仕方ないんだが......」

 

 

34:名無しさん:2023/10/05(木) 21:35:50 ID:B/UUZuzY0

(;'A`)「頼む、無事でいてくれっ!」

 

(;'A`)「オープンっ!!」

 

('A`)「......お?」

 

('A`)「あれ?これ案外いい感じなのでは?」

 

('A`)「底の方は......あー、一部黒くなっちゃってる」

 

(*'A`)「けど、他はいい感じのお焦げやんっ!!いやむしろお焦げが最高なんじゃないかこれはっ!うっわ、めっちゃいい匂い!煎餅の匂いは君かぁ!」

 

(*'A`)「いやー、ここまでいい感じのお焦げだとこのままいくのもいいが......肉と米と来たらやっぱり」

 

('A`)「タレを付けた肉をご飯にオンッ!!」

 

('A`)「それを、喰らうっ!」

 

('A`)モグッモグッ

 

(*'A`)「いやぁ......これよなぁ、やっぱり」

 

(*'A`)(語彙も知識もないが、分かる。ただただ、旨い。米と肉、こいつらもベストマッチだ、間違いないっ!)

 

(*'A`)「うっし、ご飯も出来たことですし、じゃんじゃん焼いて飲みますかぁ!」

 

ジュアアァァ......

 

 

35:名無しさん:2023/10/05(木) 21:36:43 ID:B/UUZuzY0

パチッパチッ......

 

('A`)ングッングッングッ

 

('A`)「ぷはっ......あー、喰ったなぁ」マンプク

 

('A`)「......」

 

('A`)「......あー、気付けばもう真っ暗だ」

 

('A`)(飯も終わり、今日やることはもう何もない。ただ火を眺めるこの時間は、欲望全開だった先ほどまでと打って変わってなんとも静かなものだ)

 

('A`)(そんな中の夜の焚き火が、またいい)

 

('A`)(真っ暗な中でゆらゆらと形を変える赤い炎は何ともキレイなものだ)

 

('A`)(常に変わるこの光景が、良いものだなぁ)

 

 

36:名無しさん:2023/10/05(木) 21:38:11 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......」

 

('A`)(見上げれば、空に星が出てる。普段見えない星がよく見える)

 

('A`)(星なんて、いつも見てるはずなのに改めてこう見ると、やっぱりキレイだ)

 

('A`)(そして見上げつつも聞こえる川のせせらぎがこれまた、耳に嬉しい)

 

('A`)(俺が今、自然の、そして自由のど真ん中にいると感じさせてくれるのだ)

 

('A`)「うむ、酒がすすむなこれは」グビッ

 

 

37:名無しさん:2023/10/05(木) 21:39:06 ID:B/UUZuzY0

キャッキャッ......

 

('A`)「......ん?子供の声?」

 

('A`)「あ、向こうのキャンプ、親子だったのか。って、あれは......」

 

('A`)「花火かぁ。ははっ、いいなぁ」

 

('A`)「あ、ドラゴン花火だ。久しぶりに見たなぁ」

 

('A`)(うん、これもまた、いいもんだなぁ。夏っぽいや)グビッ

 

('A`)(......)

 

('A`)(そういや、俺も小さいときは親父に連れてって貰ってキャンプしたなぁ)

 

('A`)(木に登って、川で泳いで、虫捕まえて)

 

('A`)(んで夜は花火、やったなぁ)

 

 

38:名無しさん:2023/10/05(木) 21:39:54 ID:B/UUZuzY0

('A`)グビッ

 

('A`)「......ふー」

 

('A`)「そういや、あのときの親父、今の俺みたいに酒飲んでたっけ」

 

('A`)(......もう俺も、あんな無茶苦茶するようなキャンプは出来なくなった)

 

('A`)(ああいう子供をみるとうらやましく感じるなぁ)

 

('A`)(それと同時に、何とも微笑ましくて......うん、これもまたいい景色だ)

 

('A`)グビッ

 

('A`)(あのときの親父も、こんな気持ちだったんだろうか?)

 

('A`)(......)

 

 

39:名無しさん:2023/10/05(木) 21:41:37 ID:B/UUZuzY0

('A`)「今度、実家帰るかぁ......」

 

('A`)(んで、いつかまた一緒にキャンプを......なんて)

 

('A`)「うん、案外悪くないかもなぁ」

 

('A`)「......っと?」カラッ

 

('A`)「あれ、もう酒も最後か」

 

('A`)「残念、もう少し飲みながらボーッとしてようと思ったんだが......」フラッ

 

('A`)「......あー、酒も回ってるし寝るとするか」

 

キャッキャッ

 

('A`)「ふふ、楽しめよ少年たちよ」

 

 

40:名無しさん:2023/10/05(木) 21:42:24 ID:B/UUZuzY0

.........

......

...

 

チュンチュン......

 

(-A`)「......んぁ?」

 

('A`)「......あー、朝かぁ」

 

('A`)(時間は......普段ならまだ起きないような時間だなこりゃ)

 

('A`)ファ~

 

('A`)(うーむ、まだ眠くて頭が重い)

 

('A`)ゴソゴソ

 

('A`)(空は白み出しているけどまだ太陽は見えず)

 

('A`)「夏とはいえ、川沿いのこの時間の空気は涼しいもんだな」

 

 

41:名無しさん:2023/10/05(木) 21:43:37 ID:B/UUZuzY0

('A`)ファ~

 

('A`)「ねむ......」

 

('A`)「......」

 

('A`)「......あー、お湯、沸かすかぁ」

 

コポコポ......

 

('A`)(頭の回らない朝と言うのは何とものんびりしたものだ)

 

('A`)(自分の動きも考えも、そして時間すらもゆっくりのように感じられる)

 

('A`)(お湯のゆらゆら昇る湯気を見つつ、ただぼんやりするのも、案外悪くない)

 

('A`)(何でもない何もしてないはずなのに、不思議と特別な感じがする)

 

 

42:名無しさん:2023/10/05(木) 21:45:57 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......」

 

('A`)「......あ、コーヒー」

 

('A`)「お湯沸かしたのに準備してなかったな......えっと、フィルターはここかな?」ゴソゴソ

 

('A`)「あ、あったあった。えっとこれセットして、お湯入れてっと......」トポポ

 

('A`)「......うん、いい香りだ」

 

('A`)(やっすいコーヒーの粉だが、こいつをたっぷりと使い、お湯を注いでやる)

 

('A`)(抽出の時間などは知らない。というか朝からそんなものを考えたくないのだ。適当でも旨いしな)

 

('A`)(んで、適当なところでフィルターを外す。そうすりゃ真っ黒のコーヒー出来上がりだ)

 

 

43:名無しさん:2023/10/05(木) 21:46:34 ID:B/UUZuzY0

('A`)「あー、いい香りだ」

 

('A`)(まず漂う香りが脳を揺さぶり、そして)

 

('A`)ズズッ

 

('A`)「あ~......」

 

('A`)(濃い苦味が、まだ眠っている脳みそを揺さぶる)

 

('A`)ズズッ

 

('A`)(苦い、苦い、ひたすらに苦い......だが、旨い)

 

('A`)(そしてこの脳が揺さぶられ、目覚めるこの感覚は、良いものだ)

 

('A`)ズズッ

 

('A`)(そうしてまた改めてのんびりとした時間が楽しめる)

 

('A`)(景色を眺めるのではなく、ただ本当にボーッと)

 

('A`)(コーヒーで脳を揺さぶる刺激を楽しみつつ、時間を過ごすのだ)

 

 

44:名無しさん:2023/10/05(木) 21:47:14 ID:B/UUZuzY0

('A`)ズズッ

 

('A`)「......ふぅ」

 

('A`)「......大分身体も起きてきたかな?腹減ってきた」

 

('A`)「よっし、んじゃ準備するかぁ」

 

('A`)「とはいっても朝は特に手の込んだものは作らずに......」

 

('A`)「昨日買っておいた卵と、余ってるベーコンをささっと焼いて......」ジュウゥゥ

 

('A`)「......うーん、いい音と匂いだ」

 

('A`)(鼻と耳に追撃のダブルパンチ。寝ぼけた頭も腹も、これには飛び起きちまうな)グゥー

 

 

45:名無しさん:2023/10/05(木) 21:48:16 ID:B/UUZuzY0

('A`)「んで、後はこいつをパンに載せてやれば」

 

('A`)「贅沢ラピュタパンってな」

 

('A`)「味付けは......いらねーな」パクッ

 

('A`)モッシャモッシャ

 

('A`)「うん、思った通りだ」

 

('A`)(黄身の味とベーコンの旨みだけで十分旨い)

 

('A`)(味付けせずに大正解。それぞれの美味しさがダイレクトに伝わってくる)

 

('A`)「そしてそれをしっかり包み込んでくれるパンは偉大だな」モッシャモッシャ

 

 

46:名無しさん:2023/10/05(木) 21:49:04 ID:B/UUZuzY0

('A`)(ただパンに載せただけなのに、立派な料理に早変わり)

 

('A`)(簡単なのに旨い。いや、簡単だからこそ旨いのか)

 

('A`)(こののんびりとした時間を邪魔しない料理だからこそ、シンプルに楽しめるのだ)

 

('A`)「そしてなにより」ズズッ

 

('A`)(うん、濃い味のコーヒーと合うんだこれが)

 

('A`)(まだどこか、寝ぼけている俺を、口のなかと共にリセットしてくれる)ズズッ

 

('A`)「......」モッシャモッシャゴックン

 

('A`)「ごっそさんでしたっと」

 

 

47:名無しさん:2023/10/05(木) 21:49:34 ID:B/UUZuzY0

('A`)「......お?」

 

('A`)(気づけば日が出始めてるな)

 

('A`)「大分朝食だけでゆっくりしたなぁこりゃ」

 

('A`)「......しっかし、また今日も雲一つ無い晴れ空だこと」

 

('A`)「まだ日が昇り始めたばっかりだけど、暑くなりそうだなぁ」

 

('A`)「......」ボーッ

 

ブロロロ......

 

('A`)「......うん?車の音?」

 

 

48:名無しさん:2023/10/05(木) 21:50:17 ID:B/UUZuzY0

('A`)「あ、新しいキャンパーさんかな?朝早くからご苦労なこって」

 

('A`)「......」

 

('A`)「......うん、そうだな」

 

('A`)(俺はもう、十分に満喫した。次の人にここを譲るとするとしよう)

 

('A`)「それに、暑くなってからテント畳むのも嫌だしなぁ。ここ日陰無いし」

 

('A`)「よっし、帰り支度しますかぁ」ガチャガチャ

 

 

49:名無しさん:2023/10/05(木) 21:50:47 ID:B/UUZuzY0

('A`)(んで時間は......おお、まだまだ休日は始まったばっかりな時間だな)

 

('A`)「んー......このまま帰るのもあれだし、少しドライブして温泉入ってくかなぁ」

 

('A`)「あ、またベーコン買っていってもいいかも。旨かったし」

 

('A`)「......あ、それこそそれお土産に実家帰ってもいいのか」

 

('A`)∂「んー......」ポリポリ

 

('A`)「......ま、適当に帰りながら決めますか」

 

('A`)(キャンプは帰るまでキャンプなのだ。何をしても自由、なんてな)

 

('A`)「さて今日も、ゆっくり楽しみますかな。頼むぜ、相棒」

 

ブロロロ......

 

 

50:名無しさん:2023/10/05(木) 21:51:21 ID:B/UUZuzY0

('A`)独男のキャンプのようです

 

おしまい

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